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心理療法って何? 精神療法とどう違うの?

パニックの施術には大きく分けて2つの柱があります。まず、薬を使ってパニックの症状を抑えていく薬物療法です。

もう一つが、お客様の考え方や行動を変化させることによってパニックの症状を抑えていこうという、心理療法です。

心理療法にはいくつかの種類があります。一般に精神科医はお客様と向き合い、じっくり話を聞くことから始めます。

いわゆるカウンセリングですね。これはすでに心理療法のスタートと言えます。 心理療法と精神療法の線引きは難しいですね。

カウンセリングを行い、お客様が何に対して不安や緊張を抱えているのか、悩みや心配を共感し、受け入れることでお客様の自分でも気づいていない「無意識の心」を理解できるよう寄り添います。

負の感情を和らげていくことを一般に支持的精神療法と呼びます。支持的心理療法と呼ばれることもあるので、両者はほぼ同じだととらえて良いでしょう。

考え方のゆがみを修正する認知行動療法

心理療法の中で最近注目されているのが、認知行動療法です。これはパニックお客様に多い特定の思考パターンを正していくという方法です。

パニックのお客様の多くは生じた事態を悲観的に大きくとらえ、そこから負の感情を生産してしまう傾向があります。

心配や不安といった感情に対して非常に敏感になり、幅広い見方ができなくなる場合もあります。

物事に対しての認知の仕方を緩和していき、さらに修正した認知(考え方や受け取り方)に基づいて行動できるように自分を訓練していく施術法になります。

実際に生じた出来事を悪く受け取るか、よく受け取るかによって精神状態は大きく左右されますね。

認知行動療法ではまず、それぞれのお客様の認知傾向を受け止め、不安や心配などを生じさせないような受け取り方、解釈をできるように何度も何度もカウンセリングを重ねます。

そして、健全で前向きな思考パターンで現実をとらえることでどう行動を変化させるかを考え、実践していきます。

この、行動パターンを変えるということはパニックの症状を緩和していくうえで重要なポイントとなってきます。

もちろん、考えや行動パターンを変えていくには非常に時間がかかりますし、精神科医とお客様の信頼関係も大切になってきます。調整、訓練を長期にわたって積み重ねていく地道な施術です。

リラックスを目指す自律訓練法

心理療法の中に自律訓練法と呼ばれるものがあります。自律訓練法と聞くとなんだか厳しく感じますが、これはお客様が不安や緊張を取り除き、リラックスした状態を作り出すための療法です。

自律訓練法は自己催眠の1種です。これはパニックのお客様に対してだけでなく、スポーツ選手がメンタルを鍛えるために、またビジネスマンなどがストレスケアのために取り入れることもある積極的な療法です。

精神科医としては、自律神経のお客様やうつのお客様にも勧めているお馴染みの施術法ということができます。病院だけでなく、毎日家で繰り返すことで効果も上がります。

やり方はそんなに難しくありません。 まず、気持ちを落ち着けやすい環境でゆったりとした服を着ます。部屋の温度は暑くも寒くもない適温に保ち、加湿器などがあるとベストですね。

そして仰向けに寝ます。その状態で気持ちが落ち着いている状態を作っていきます。 自律訓練法にはマニュアルがあり、精神科医の診療で教えてもらうことができます。

ネットで検索することもできるので試してみることもできますね。

最も確実な施術は薬物療法

パニックの症状を施術していくにあたって、切り離せないのが薬物療法です。基本的に薬物療法と心理療法の両方が取り入れられます。

なんといっても、パニックの症状を抑えるには薬物療法が即効性があるからです。 薬物療法は主に3種あります。

ベンゾジアゼピン系抗不安薬、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)三環系抗うつ薬です。ベンゾジアゼピン系抗不安薬は、即効性があるので症状を急速に緩和させたい場合や、パニック発作時の頓服として用いられます。

抗うつ剤を使用することにためらいを感じるお客様には初めに処方される薬です。しかし、服用中止後の再燃率が高いことが欠点としてあげられます。

SSRIは多くのお客様に初めに処方されます。副作用の少なさや、服用中止後の離脱反応が少ないなどの利点があるためです。

投薬開始から効果が表れるまでに1か月くらいかかるので、上記のベンゾジアゼピン系抗不安薬と同時に処方されることもよくあります。

他の薬と比べて比較的高価なため、使用を続けることを難しく感じる場合もあります。 三環系抗うつ剤は上記の2種類で効果がない場合や、副作用が出た場合に変わって処方されることが多いです。

投薬開始から十分に効果wp感じるまで2カ月ほどかかると言われています。 いずれの場合も、精神科医の指導の下処方されますので、用法や容量をしっかり守ることが必要です。

また、服用後どのような変化があるかを克明に伝えることは薬物療法を的確な方法で続ける助けになります。

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